母からの告白 ①  愛犬「クック」

子供の頃は、一戸建てに 住んでた。庭が広く 柿・りんご・ざくろ・みかんの木が あった。小さな池もあり 琉金も居てた。雨が降ると いつも池は 増水して
琉金は いなくなった。蛇の抜け殻やガマガエル 楽しかった。
 ある日、子いぬが来た。「クック」と父親が命名した。なかなか 腕白な犬で あたしが丹精込めて 植えたパンジーを根こそぎ掘り返し、食いちぎっていた。
クックを パンジーのところに 連れて来て「こんなんしたら あかん!めんめ!」って 怒った。

  あるとき、すごい台風に なった。
雨戸を 閉めていたけど、風がすごく 父が「畳を上げて 抑えよう」ということで、畳をあげた。床下浸水で 凄い水に なっていた。
そしたら、「クーン、クーン」て鳴き声が した。「クック」だ。・・・・。
クックは、雨が 凄かったんで、床下に 避難していた。「クック!クック」て呼んでも 声だけで 姿が無かった。声のする方の畳をあげたら、いてた。すくいあげて、
弟の寝床に、保護となった。

 ある日、散歩のあとに表に 繋いでおいたら クックが居なくなっていた。

ずっと 帰ってこなかった。
  
凄い心配した。雨の日は、雨をしのいでいるかな?・・・・ちゃんと ご飯食べてるかな?・・・・。風の日は、寒くてふるえてないかな?


あたしが 大きくなってから 母が言った。
   
「クックやけど・・・・・、いなくなったのは、他の人に あげたからや・・・あんな台風は、かわいそうや!」

それなら、もっと早く 言って欲しかったな・・・・。(T_T)
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幼心に 随分 心を痛めた。
貰われていたなら、安心できたのに・・・・。


Commented by aokun-aokun at 2015-02-03 19:59
お母さん、なかなか言えなかったんですね。
でもちゃんとサヨナラを言いたかったですよね...(┳◇┳)
Commented at 2015-02-04 18:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by rin0122usa | 2015-02-03 19:12 | Comments(2)